東京都、住宅の買い時について

住宅の購入を検討されている方は、いつ買うのがよいのか?購入のタイミングが大きな悩みの一つだと思います。

最適な購入時期は、それぞれのライフプランにも関わる問題なので万人に向けていつがよい、と言えるものではありませんが、ここでは地価の推移から買い時を検証したいと思います。

地価公示価格(東京都分) | 東京都基準地価格 | 東京都財務局 (tokyo.lg.jp)

で公表されている東京都の地価の推移をグラフ化すると下記のようになります。

東京都の地価推移

上記のグラフはバブルの頃の乱高下が激しく、近年の価格の推移幅が狭くなってしまっているので、バブル後をグラフ化します。

上記のグラフを見ると、2021年3月に公示された東京都の地価は、バブル後の底値(東京都2005年、23特別区2004年)と比較して東京都全体で約36%、23特別区で約44%上昇しています。また東京オリンピックの誘致が決定した2013年から比較すると、東京都全体で28%、23特別区で32%の上昇になります。

また、2021年に公示された地価は東京都で8年ぶりに下落、23特別区でもほぼフラットとなっており、コロナの影響で地価が下がり始めていると考えられます。

株式会社タスが発表した「賃貸住宅市場レポート 首都圏版・関西圏・中京圏・福岡県版 2020年11月」によると、東京都の世帯増加数の増え方はコロナで激減しており、需給ギャップにより東京都及び23特別区の賃貸空室率は上昇していくことが予想されています。それにより、中古住宅の価格は今よりも下がるのではないでしょうか。

首都圏版_関西圏・中京圏・福岡県版_2020年11月.pdf

これらの状況をみると、今後の不動産は需要よりも供給が上回り、不動産としては価格の下落局面に入ろうとしているようにもみえます。つまり今は売り時だが買い時ではないとみることができます。

一方、住宅ローンを借りる面からみると、35年固定ローンの金利は2021年1月の1.29%から2021年4月の1.37%と上昇局面に入っており、現在は低金利のうちに住宅ローンを組める状況になっています。よってローンの金利の面からみると、買い時といえるでしょう。

また、下記のサイトによると23特別区の人口は2030年まで増える見込みのため、コロナの影響が無くなれば住宅の需要は増え、まだまだ地価は上がると見ることもできます。

https://www.seisakukikaku.metro.tokyo.lg.jp/basic-plan/actionplan-for-2020/plan/pdf/gaiyou4.pdf

住宅の購入は家庭ごとのライフスタイルやタイミングもあるので、今が買い時ということは一概には言えません。

また、住宅市場価格は需給バランスによって大きく変化するのでなかなか購入のタイミングを判断するのは難しいと思います。

購入判断の材料として、こうしたデータも参考にしてみてはいかがでしょうか。